ざっちゃブログ

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アナ雪と社会の話

こんにちはまめです。(まωめ)

ゆーじゅんが『アナと雪の女王』を観たレビューをしていたので、

私もアナ雪の話をしようかと思います。

 

 

私は当時のブームの中、それもだいぶおそめに映画館で観たのですが。

本編を観た後はひたすらネットのレビューやコラムを漁り読みするのが楽しかったです。

 

まずアナ雪が何故あんなにヒットしたのか。映画自体の純粋な興行収入はぶっちぎりの259億2千万。年間ランキングでは二位の『STAND BY MEドラえもん』の2.5倍。歴代総合でも一位の『千と千尋の神隠し』二位の『タイタニック』に続けて第三位。DVDやグッズの売り出しも含めたらアナ雪が一番稼いでるんじゃないかな。それだけすごいと。

 

その理由について、多方面で散々言われてることをまとめます。パクリまとめです。

 

 

まずストーリー。ゆーじゅんがわかりやすく説明してくれたのを、更に要約します。このお話はアナとエルサのダブルヒロインですので、二つのストーリーがあり、二人は物語を通し精神的に成長し、最後は家族愛に集約されます。

 

アナのストーリー:自分勝手で他人任せなアナが、冒険を通して自立してゆく

エルサのストーリー:抑圧されていたエルサが、本音を爆発させ孤立するも、妹をはじめ社会となんとかうまくやってゆくために心を開いて努める

 

この二人の対比はアナを含む社会がマジョリティであること、エルサをマイノリティとして、これからの社会情勢を表しています。どちらも最初は未熟であるように描かれ、最後には和解します。

 

この映画は欧米と日本でヒットの違いがあったといいます。それは、欧米では例年と同じようにファミリー層に受けがよく、日本では主な層が女性だったことです。アナ雪のストーリーと演出は日本人女性にかなり媚びた作品だったと思います。

世間知らずで早々に悪い男にひっかかるアナ(私もばっちりいい人だと騙されました)、言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンなエルサ、国はハンスに任せ、冒険の足はクリストフにと男に頼りまくりのアナ、一人になって抑圧から解放され、もうぼっちでいいもん!なエルサ…まるでリア充ギャルとコミュ障喪女…

女性は多くの人が、アナとエルサ両方に感情移入出来たのではないでしょうか。というか20代〜50代くらいのお姉様方はかつてのハイティーン時代の自分を思い出し居たたまれない気持ちになったのではないでしょうか。そう、二人は愛しい程未熟で痛々しい…

 

ちなみに、アナ以外それぞれがマイノリティ事情を抱えています。

エルサは氷の魔法が使える、クリストフはサーミ人という氷を売る貧しい少数民族で、ハンスも王族の末っ子として抑圧されていた過去が伺えます。どんなキャラにも背景があって、それ故の行動理念があります。

クライマックスでこの登場人物たちがそれぞれの目的を持って城の前に集結します、エルサはアナの元へ、クリストフもアナを助けるため、ハンスはエルサを殺して王になるため、そしてアナはクリストフに助けを求めに行く道中ーーー危機が迫ったエルサを守るために初めて自己犠牲を行います。

 

一つ前のシーンでアナはハンスに真実の愛を求め、間違った選択をします。

ハンスに騙され自己を反省するアナ。その日会ったハンスよりも一緒に冒険して長い時間を共有したクリストフの方が真実の愛であると。(結果的にこの選択も間違いになりますが)

エルサの危機になりふり構わず飛び込んだ自己犠牲の行為が、初めて誰かに頼らず成し遂げた、本人も自覚しないアナの精神的成長の証なのです。

 

結果、氷の魔法もエルサの涙によって溶け、アナは生き返ります。二人の真実の愛は最近出会った男たちではなく、長年愛し合っていた姉妹でした。ラストシーンは、おそらくエルサも自分の心の整理がつき、魔法をコントロール出来るようになったのでしょう。めでたしめでたし。

 

これを先程言った男女問題やマジョリティとマイノリティに当てはめると、今後に希望される社会像が見えてくるのではないでしょうか。

 

マイノリティを抑圧せず、カミングアウトしても、互いを認め合う社会。

男女共に自立し、互いを尊重し合う社会。

 

 

かつてディズニー映画は『白雪姫』『シンデレラ』『眠れる森の美女』など、「男性の助けを待つ女性」を描いていました。それが社会情勢に合わせ、『美女と野獣』の「賢く自分の意志を持った女性」を描くもまだヒロインは野獣(男)に助けてもらいます。しかし最近の『塔の上のラプンツェル』ではヒロインが自らの足で冒険の世界へ飛び込み、最後は逆玉の輿結婚。『プリンセスと魔法のキス』でディズニー初の黒人ヒロインを描いたり、『魔法にかけられて』ではヒロインは最後王子よりも共に過ごした弁護士の男を選びます。

そしてついに『アナと雪の女王』で、女にとって男と結ばれることだけがハッピーエンドではない、ということを示してくれたのです。

 

時代に合わせてどのようなストーリーが人々に感動と共感と希望を与えるのか。

ディズニーはそのへんがチャレンジャーであり、成功の秘訣であると思います。

 

 

っていうのを、グッズ展開や、年別のアニメ映画の興行収入や、ジブリとの比較を交えて言いたかったんですが、なんか長くなりそうなので、この辺にしておきます。

 

 

まとめ 

流行りモノは、何故それが流行っているかを分析すると、楽しい

私に、魔法をかけて Disney Princess Rule

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