ソロモンの偽証 前編を見てきたよ!っていう話
こんにちは
ツレを待っているときに暇だったので映画館のいい感じのソファーで
こいつの真似をして遊んでいたらばっちりスタッフの人に見られたゆーじゅんです。
さて、前から見る見ると言っていたソロモンの偽証前編を見てきました。
今日公開のものを今日午前中に見る、なんてスピーディな男でしょう、ざっちゃの速さ担当、ゆーじゅんです。
おおまかなストーリーはこちら
劇場版についてはこちら
で紹介させてもらったので、今回は映画そのものの感想を述べたいと思います。
ネタバレはしますが後編については触れません
まず劇場版と原作でのストーリーでの差異なのですが、
野田くんなんで最初から涼子といちゃついてんだ!?
と最初から驚きました。すぐ慣れるのですが
原作では視点が頻繁に変わり、全体的に群像劇のような作品になっていることと比べ、劇場版では藤野 涼子を主人公とし、涼子視点での描写に重きを置いていました
これにより、保健室での藤野涼子と三宅樹里のシーンでは藤野の感じた怖さが強調されるよう、ホラー的演出が強いものとなっていたり、原作よりも涼子の心情描写が多く描かれているため、涼子に感情移入し、映画そのものにも入りやすくなっていました。
ただその分設定にも変更が加えられており、野田くんが最初から涼子と仲が良かったり、松子とも昔仲が良かった、そして柏木とも交流があったという設定にされているため、
原作での特徴だった、つるんでる少人数のグループがクラス内で点在していて、その内部でしか打ち明けてないことや、実はつながっていた…ということで描かれていたクラス内という狭い世界を広く見せていた描写は薄れていて、涼子の身の回りで起きたこと。という印象が強くなっていたかな と思います。
個人的にいい改変だと思ったのが野田くんの大幅な改変ですね。前回の記事でも書いたのですが原作では芯の強い子だけど家庭環境のせいで大きな影のある子でした
劇場版の野田くんはいつも笑顔のコメディリリーフ的なキャラとなっていてリアクションが激しかったり、インターフォンを進んで押して、大して間も開けずにもう一回押すという多少うざいとも取れるぐらいだったのですが、重く、陰鬱とした空気が漂う中でなくてはならない癒しのキャラになっていました。
ていうか原作では途中までびびりまくってた大出相手に初見でウケとって和やかモードにしたのはすごいわ
大出役の清水尋也さんの演技と松子役の富田望生さん、三宅役の石井杏奈さんの演技は本気で圧巻されました。
3人が一堂に会する大出軍団による二人へのいじめのシーンがあるのですが、原作では陰湿なものだったのが直接的な暴力に変更されており、白昼堂々なにしてんだ・・・という違和感はあるものの、ものすごく印象深いシーンとなっていました。
というか全体的に追加されたバイオレンスでホラーなシーンが多かったですね。
普通にマジモンのヤクザみたいなことをしている大出父とかテレビから出てきそうな隣人とか暗闇から出てくる三宅ママとか原作から大丈夫かこの人?という人たちはさらにその異常性が強調されていました。
後編も楽しみにしようとおもいます。
また思うことがあったら追記するかもしれません。
おすすめ度 後編次第
あ、ちなみに一週間前に当選者のみに行われた前後編一挙公開があったので大してスピーディでもなんでもないです、てへ