麻雀講座② 多門張理論
麻雀講座第2回。
湯けむりです。
前回は4枚使いターツについて書きましたが、今回のテーマは多門張(タメンチャン)についてです。
初心者のうちは手役にばかり気が取られてしまいがちですが、実際に点数を伸ばすためにはテンパイに向かうまでの"形"がとても重要です。
何を切るか迷う手牌が来た時には、一般に
1.向聴数を上げるような牌の数が多いこと(受け枚数が多いと言います)
2.良形が後に残りやすいこと
この2条件を満たす最良の”形”を残す事がベストと言えます。
三色やイッツーなどの手役を意識して牌を残す事も大事ですが、まずはこちらが基本ではないかと個人的には思います。
多門張と聞くとテンパイ形のみを意識してしまうかもしれませんが、一向聴や二向聴における最大の受けとなる形と言えば同じことです。
多門張の形はある程度は覚えるしかありません。覚えましょう。
覚えようねシリーズ
ただし形の覚え方にもある程度の法則があります。
多門張というのは、
一つの例外を除けば全て未確定な雀頭+メンツのセットによって構成されています。
つまり、雀頭になりきれていない牌+メンツ*n組の3n+1枚なので
4枚,7枚,10枚,13枚のいずれかの枚数によってのみ成立するのです。
10枚や13枚使いの多門張はほぼチンイツですから、基本的には4枚使い,7枚使いを覚えておけば困る事は殆どないです。
ちなみに例外はコレ。
(鍵盤のように並んでいる事からピアノ待ちという名称がついているそうですが、実際に使われているのは見た事がない)
雀頭が他で確定している多門張は多分これだけ。
最も良く見る形ですが唯一の5枚使いの三門張ですね。
雀頭が未確定でないと多門張にならないという事は、序盤に頭を確定させる事が牌効率的に不利である事の裏付けでもあります。
特に字牌のトイツは横への手替わりがないため最後までメンツにならず、手を狭めることが多いと言えます。
ここから多門張覚えようねコーナー
(体感的によく見る順に並べています)
4枚使い
待ち (ノベタン)
待ち
待ち
待ち
7枚使い
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
待ち
基本的にはどれも4枚使いターツ(亜リャンメン、中膨れ、四連形含む)+メンツの組み合わせで出来ています。
※いくつか忘れていたので一部追加しました。7枚使いは全部で19種あります。
おわり。