PUBGと国際交流と全世界の敵

 

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この前の休日、やたら朝早く起きまして、やることもねーなーってんでPUBGやってたんですよね。100人でドンパチバトルロワイアルするやつ。

 

 

 

ソロだと家の中に敵がいて、その屋上に自分がいる。お互い気づき合っていてじりじりと牽制を続けてる状態という、緊迫感がある状況でプレッシャーに耐えきれず、ログアウトするというブリリアントな敵前逃亡をしたことがあるので、野良のチームマッチ(自分以外の3人とチームを組んで最後のチームを目指す)をやってたんですよ。

 


そしたらどうやらいっしょのチームになったのが韓国人の3人組、男性2人女性1人が入ってきました。

 

 

3人は仲がいいようでゲーム内ボイスチャットを使いながらわいわいやってまして、僕は邪魔にならんようにアイテム拾ったりしてました。

 

 

そしたらそのうちの男性1人が僕にやたら話しかけてくれるんですよね。韓国語全然わかんないし、時折混ぜてくれる英語に適当にオーケーなんて返してたんですけど、僕の名前でわかったのか、急にこう言ってきたんです
「あすまさん、日本人?」ってすごく聞き取りやすい日本語で。

 

とっさに「お、おう。そうだよ」なんていうインターネットボーイみたいな返事をし、そこから時折日本語を交えて「ここに薬」とか「ありがとう」とか言い合ってやりとりしてました。

 

そんな中、いろいろ考えてたんですよね。僕は10年前の2ちゃんねるみたいな韓国人いや!みたいなタイプでも、K-POP最高!みたいな感じでもない、韓国人の方に対して良くも悪くも思ってない中立的な立場だったのですが、最近の国際情勢的はあまりよろしくなく、ごく近頃限ってはあまりいいイメージがない…この人たちは日本人である僕をどう思ってるんだろう…と

 


なので、かましたろうと思いました。

 


WASDキーを抑える左手を離し、スマホを操作。
韓国語でのありがとうは「カムサハムニダ/감사합니다」


じゃあ、それより丁寧な言葉を使って、「ちょっとこいつできるやつ感出したる!!!!!」


「あすまさん、車乗って」

カムサトゥリムニダ/감사드립니다(感謝致します、の意。上司やお客様に対して使う)

「(ちょっとざわっとしてた)」

「あすまさんハングル使える?」

「No I can use Google」

 


結果大ウケ。

 


そこからはゲームなんてそっちのけ!適当な英語とカムサトゥリムニダだけを使って大盛り上がりで、
「キリト、知ってる?」
「oh!キリト!ベリークールナイスガイ!」
なんてソードアートオンライン見たこともないのにほざいたり、みんなでドラえもんの主題歌を歌ったりと楽しく戦場をドライブしてました。ああ、世界平和はここにある。俺ら最高のチームだぜ。この出会いに感謝。なんていいゲームだろう。もっとたくさんお話ししようぜ。


「あすまさん、何歳?」

「トゥエンティーファイブ」

 

 

 

 

 

 

おかしいな。なんかみんな全然聞き取れない流暢なハングルで会話してる。マイク切れてたのかな。
もっかい言ってみよう


「トゥエンティーファイブ/twenty five/25」

 

 

 


その直後、敵のチームの襲撃に遭い、最初に僕がやられ全滅した。

 

 


あれだけ楽しくやったんだから、次のゲームも招待されたり、もしかしたらフレンド申請も飛んでくるかもしれない。


そう思っていたが、なにもなかった。

 

 

 

 

これ、見たことがある。
モンハンの有名なスクリーンショット画像、「楽しかったですね!またやりましょう!みんな何歳ですか?」「俺16!」「18!」「36」
と言った後に、10代の2人はフレンド申請が来て、30代の人は「俺来てない」「俺フレンド来てない」といってみんなログアウトしていく。

 

あれを見た当時、大爆笑した記憶があったが、そうか、みんなは10代の若い側で、ぼくは。もうそっち側か。1歳サバ読んだのに。

 

 

 

全世界みんな友達!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

でも中途半端なおっさんは!!!!!!!!!!!全世界の敵だ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


ここまで読んでくれて、カムサトゥリムニダ/감사드립니다!!!