麻雀講座④ 食い伸ばしについて
第四回!!湯けむりです。
今回は、「食い伸ばし」と呼ばれるテクニックについてです。
まず以下の鳴き方をみてみましょう。
例1.食い伸ばし牌姿
→上家からをチー
上の例では、既にテンパイしているのシャボ待ちから鳴きを入れる事でのリャンメンへと待ちを好形変化させています。
このように、完成メンツを分断するようにチーを入れる事で現状よりも好形のターツを作り出す事を「食い伸ばし」と言います。
特に、喰いタンや飜牌などのテンパイ時に有効な鳴き方です。
上の例以外にも、喰い伸ばしが有効な形はいくつかあります。おぼえようね
(1) → チー 打
(2) → チー 打
(3) → チー 打
(4) → チー 打
(5) →チー 打
(4)の鳴き方は、「麻雀講座①亜リャンメンの鳴き方」で取り上げた亜リャンメンからの中央牌の鳴きですね!
さて、では上の(1)〜(5)の手牌は、他家から見るとどのような牌の晒し方に見えるでしょうか?
(1)
打
誰が見てもからの余剰牌としてが出てきているようにしか見えません。
(2)
打
からのチーテンだろうな、と思うのが普通でしょう。
(5)
打
のリャンカンが埋まったんだろうなあ…
(4)
打
のリャンカン形が埋まったのかな。
ただし、実戦では理牌をしている打ち手ではこのようなチーは真ん中を残して牌を二つチョンチョンとつまんで取り出していくような動作になります。
相手の手元をきちんと見ていればこれは非常に目立つチーなので、
このような動作の後にリャンカン形を示唆する打牌が見られたら喰い伸ばしの一点読みをする事が可能です。ドヤ顔でを絞って他の危険牌を打ち込みましょう。
(3)
のいずれか 打
この形は喰い伸ばしの中で最も特徴的な打牌となり、有効な読みの材料になります。
リャンメンを晒したチーから同色の遠い牌が出てくるのは不自然ですね。
このような場合には、
・捨て牌のスジ牌で鳴いた場合は捨て牌の裏スジ待ち(上の2,5p鳴きの場合4-7p待ち)
・捨て牌の裏スジ牌で鳴いた場合は捨て牌のスジ待ち(上の4p鳴きの場合2-5p待ち)
が成り立ちます。
ただし例外が一つ。
からのチー 打があります。
「麻雀講座③リャンメンカンチャン形」で扱った形!
この場合メンツが完成するため待ちは他のターツになるので注意が必要です。
喰い伸ばしとの判別は付きませんが、いずれにしても4-7pは警戒しましょう。
まとめ
・リャンメンチーから同色の離れた色が切られたら喰い伸ばしを疑う!
・牌の鳴き方が不自然だったら亜リャンメンからの鳴き。捨て牌が同色ならやはり喰い伸ばしを疑う!
それっぽいね