ざっちゃのオスすメ 第2回「セッション」
今回は私の番!
おすすめするのは!「ラ・ラ・ランド」です
は?
え?
っは~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~????
えっ あれ嫌い…だった?ララランド
いや好きだよ。超好き
まずOPのミュージカルシーンからして圧巻だよな。48秒くらいからみてくれ
知ってるか?これよく見ると全くカットしてないんだぜ。つまりこんな統率の取れた完璧なダンスを長回しで撮ってるんだ
いや知ってるけど…なんで私のネタつぶすの!
知ってるからだよ!!!!
お前考えてもみろ!こんな失笑ものの記事で見てて当たり前レベルの有名どころをどや顔でオススメしたらもう見てらんない!冷笑にかわるわ!
だから東京喰種とか俺めっちゃ好きだけどオススメしないからな! 今日のオスすメは「セッション」!
えー…乗っ取られた…
まあ聞けよ、なんとこの「セッション」、「ラ・ラ・ランド」と監督が同じだ
知ってるよそのくらい…デミアン・チャゼルでしょ
そうだ。
ちなみに、そのデミアン・チャゼル。両方で監督だけでなく脚本も担当している。
フーン
じゃあ「ラ・ラ・ランド」の脚本はセッションより先にできてて、スポンサー付かなくてお蔵入りしてたんだけど、セッションが売れたおかげで世に出せるようになったことは?
え、そうなんだ
ちょろいなお前。アカデミー賞でも最後まで競り合ってて、特に脚本と鬼気迫る演技が評価されてた。
へー!どんな話なの?
人でなしの音楽キチ二人がジャズで殴り合う話
もうちょっときれいな伝え方ないの?
ないね。さて登場人物紹介
あえて先に敵役兼準主役から紹介しよう。JKシモンズ演じるフレッチャー教授。
こわっ!!!あれ?この人スパイダーマンにも出てたね
そうだ、そんでこの教授、名門音楽大学で一番といわれる指揮者なんだが…悪い意味でものすごい。
というと?
徹底した完璧主義で指導は暴言と暴力まみれ!人種差別もなんのその!楽器はぶん投げて攻撃するスパルタだ!
スパルタっていうか狂人じゃねえか
続いてマイルズ・テラー演じる主人公ニーマン
卓越したドラム演奏技術をもっていてフレッチャー教授に直々にスカウトされるんだが
しょっぱなから前述の虐待をウケて泣かされてしまい見返してやろうと奮起する青年だ
ほー。他には他には?
あとはいない!
いないことないだろ
いないことないけど全部モブ!すべてフレッチャーとニーマンの異常性を引き立たせるためにいるモブに過ぎない!
ほんとかよ…
でもわかっちゃったざっちゃん。
あん?
こんな感じでしょ?
「執念を燃やし、努力を続けるニーマンに対し『普通ならとっくに音を上げてるっていうのに…こいつは…』と次第に目が離せなくなっていくフレッチャー教授。そして二人は遂に真のセッションへ…」
昭和の乙女ゲーかよ!!!
昭和にゲームはねえよ!!!
あったよ!?!?!
いや。ってかオスメさん甘いっすわ~~~~~はーーーー。
またその顔…なんなんだよ
この映画、どんどんニーマンに感情移入できなくなっていくんだ。
どゆこと?
ニーマンわりと「人としてどうなん…?」っていうところが多い。めちゃくちゃ時間にルーズだったり、先輩ドラマーの楽譜無くしたり
いやな主人公だな…
そしてニーマンから意識が外れ、自分の視点が完全に第三者。観客やバンドメンバーの視点になったところでニーマンとフレッチャーの対立は周りを巻き込んだものに発展していく
そのその対立の末!ニーマンは一つフレッチャーの予想を超えることをするんだ!それこそが二人の「セッション」ってことなんだよ!!!!
なるほどですね
音楽も最高にいいんだよなあ…まず原題でもあるWhiplash
あ、この動画中盤からフレッチャーがキレてる。
イイ感じの動画がなかったから貼れないがここぞ!って時に演奏するcaravanって曲もいいんだあ…これが…
もうセッションを観てからジャズ好きになっちゃったもんね俺…ああ…俺もジャズピアニストになりてえなあ…
へー、どんな曲聞くの?
ラ・ラ・ランドの曲じゃねえか!!!!